iPAQ(アイパック)とは、現在のヒューレットパッカードおよび、同社と合併前のコンパックが開発、販売しているWindows Mobileを搭載したPDAのシリーズ名である。このシリーズはPocket PCの初期から参入しており、長い間製造、販売が続けられていた。2010年、全シリーズの販売を終了。2006年第1四半期の世界Windows OS搭載PDA出荷台数と市場シェアにおいて、世界シェアNo.1である。
コンパックとヒューレットパッカードの合併前後でシリーズ名と型番が少し異なる。なお、合併前のヒューレットパッカードにはjornadaというPDAのシリーズが存在したが、合併後にiPAQブランドを存続させる方針となり、シリーズを打ち切られている。
現在、ビジネス用途を意識した200シリーズ(hx2000シリーズ)、パーソナル用途を意識した廉価版の100シリーズ(hx1000シリーズ)、メディアプレーヤ用途を意識したrx4000シリーズ、GPSナビ用途を意識したrx5000シリーズが販売されている。
200(hx2000)シリーズには、通信カードやバーコード/RFIDリーダ等の接続のためのCFカードスロットが搭載されている。
末期は、一般顧客に対するPDAの販売量減少に伴って、店頭販売が中止され直販でのみ販売されていた。